☆彡フロアに立っているのがつらいほど
思えば、レイがハクショウから届く心の波にはじめて気がついたのはいつだったかな。
最近ふと考えることがあります。
これまで、
目に見える世界のことを「現実」
目に見えない世界のことを「真実」
と呼んできたのだけど
現実の世界であなたに出会ったのは2020年の春だったとして
じゃあ、真実の世界で、いつ、はじめてあなたに気がついたかという話。
私自身、正確に覚えているわけじゃない。
でも、結構前だよ。
いまでは、正確な時期も日付も思い出せないのですが、
「空襲警報」という曲の歌詞を見ると
「あなたのそばにいかなくちゃ わたしの心 とけていく」
というのがあり、この「とける」というのは、おそらく、溶けるであり、
自分の心が真実の世界に溶けこんでいき、
遠く離れたあなたの心とつながるというイメージになると思う。
だから、この詞を書いた時点で、私はすでにあなたの存在に気がついていたことなります。
となりますと、それは、時期的には、音楽をはじめた2022年の春か夏ですね。
そもそも音楽を始めた理由は、
いつかあなたに感謝を伝えるにしても、
何か形のあるものを残しておかないと、
いきなり「あなたは命の恩人です」なんて話を信じてもらえそうになかったから。
まあ、これを例えるなら、千羽鶴みたいな感じです(実用的な価値はなくても、千羽鶴を作っていけば、この人は本当に心配してくれていたんだ・・とわかってもらえるかなというやつ)。
曲が完成するまでそれから1年以上かかっていますが、
私の場合、作詞・作曲は割とすぐに終わるのですが、その後の編曲や音の調整に大半の時間を要しています(素人なので)。
──で、正確な日付は記憶していませんが、
音楽をはじめるしばらく前のどこかで、
一週間以上、あなたの姿を見かけない時期があり、
そんなある日、いつものようにフロアに行くと、
突然、息ができないくらいに、胸を押さえつけられるようなものを感じたんですね。
そこに立っているのが辛いと思うくらいだったので、いまでもその時のことを覚えています。
で、それからしばらくしたら、あなたが店頭に姿を見せたのですね。
まあ、そんな感じです。
あなたの姿にふれたから、緊張したのではありません。順番が逆になります。
最初は偶然かとも思いましたが、
そういうことが何度も続くとね。
一応、科学者なので、統計理論的に考えてしまいます。
私の胸が甘く押さえつけられるようになることと、
あなたに会えるタイミングが不思議と一致している。
2023年に、RakiTomoのサイトをつくり、曲に付随するノベライズ作品を「レセプター」としたところで
このころには、もう確実に、あなたとの心のつながりを意識して、
私は、毎日を生きてきたことがわかります。
ただ、当時は、さすがに、
心と心が直接につながるなんて話は、ダイレクトに言いづらかったので、
科学者らしく、そういうことができる装置のことをレセプターと呼ぶという設定にしたわけです。
続編のレセプターⅡでは、装置でなく、レイは自分自身がレセプターであることに気づく物語。
つまり、上に書いたような話のレプリカになっています。
──いつだったか、
お店の手前のところであなたに出会った際、
「最近、朝とても早く目が覚めるのですが、元気にしていましたか。」
と尋ねたとき、あなたは、「私の体調になんの関係があるのですか」
なんて冷たく突き放すようなことは言いませんでした。
もしかしたら、
あなたはここに書いたようなことはすべて知っていて、
私のことを見守ってくれていたのかなあ。
だとしたら、私は謝らなくてはいけないことがたくさんあるように思っています。

☆今月中に空襲警報のMVを公開します。ぜひ見てくれたら嬉しいです。