☆彡見えない想いⅢ(浅い眠り)

昨夜――水曜日の深夜、
途中でふと目が覚めて、しばらく眠れませんでした。

けれど、不思議なことに、
その時間がどこか幸せに包まれているような、そんな感覚がありました。

昔、不眠に悩んでいたころは、
夜中に目覚めると、決まって強い孤独に襲われたものです。

でも今は、なんとなく心地よくて、静かで、やさしい時間でした。

もしかすると――
ハクショウも同じように起きていて、
私のことを思い出してくれていたのかもしれない。

……なんて、早朝出社もあるのに、きっとそんなことはないのでしょうけれど。

眠れない夜とは言っても、
昔のような苦しい夜ではなく
今日みたいな幸せな感じのする夜なら
また訪れてくれたらいいな、と思います。

眠りは浅かったはずなのに、
朝起きてからも、

とても明るい気持ちでいられるのが、不思議ですね。

またいつか、
浅い眠りの中で――あなたに出会えたら、それはとても嬉しいことです。