☆彡もう一人の恩人
人生には、思いもよらない瞬間に運命が動くことがあります。
私の場合、それは2020年の春のことでした。
ハクショウに命を助けてもらったことは
以前RTに書いた通りなんですが、
本当に感謝しています。
この時、
私は、命の危機から脱出するヒントをあなたからもらったわけですが、
その効果は絶大で、
その年末まで、順調に回復軌道に乗っていたんです。
ただ、その後、ちょっと無茶なことをしてしまい
実は、2021年の春にも
取り返しのつかない状況にあったところを
またまたハクショウに救い上げてもらった出来事があり、
私は、生涯を通じて、あなたに2度も助けられたことになります。
この2021年の時のことは
まだ一度も書いていなかったのですが、
実は、少し調子が良くなったところで
家族にふりかかった民事訴訟の件も目途がつき
そうなると、
それまでの弁護士費用とかがやけにかさんでいることに気がつきました。
で、まだ、体調が万全でもないのに
得意?の投資で取り返すべく
少し、無理な建玉を組んでしまったんですね。
しかし、当時は、まだまだ心が弱く
少しプレッシャーがかかると、すぐに体調に出たので
判断力が鈍り、結果は完敗でした。
軽く小さな家を建てられるくらいの穴をあけてしまい、
何もやる気が出なくなりました。
それはお金の問題というよりは、自信の問題だったと思います。
そのくらいの損失であれば、
調子が良ければすぐに取り返せるのですが、
何より体調が良くなりません。
このころ、2021年の初頭から春にかけて
レイは、ハクショウに会いに行く気力もなくなっていました。
実際、家族にも話さないような悩みを打ち明けられるほどの関係でもなく
むしろかっこ悪い姿をみられたくないと遠ざけていたんだと思います。
そもそも、この時点で、あなたが私のことを覚えてくれているとは思っていませんでした。
4月に入り、夕方いつものように鍼灸院に向かっていました。
駅ビルの通路を元気なく歩いているときに
ふと、見上げたところで、一人の若くてきれいな女性と目が合ったのです。
不思議なことに
その女性は、私から視線をそらそうとせずに
むしろ、瞬きをして、私と目が合ったことを伝えようとしているみたいでした。
もし今の自分であれば
こんなきれいな女性がどうしてなんだろう
でも、ずいぶんと勇気ある行動を示してくれたことには
率直に敬意を払う気持ちで
「私と友達になりたいのかい」くらいは言うかもしれません。
が、当時の自分は
「いったい誰だろう。確かめたいけど、今は元気が出ないわ」
という感じだったでしょうか。
でも、次の瞬間
この人は、1年前に私を助けてくれたあの人じゃないか。
まさかとは思うけど、もしかして、私のことを覚えていてくれた?
それって凄いよね。
だって、それまでは、
個人的な会話とか何一つ交わしていなかったはず。
確か、淡々とした感じで
年末にカレンダーを買ったのが最後だったと思う。
でも、ちょっと背が高めの一番かわいい子。
こんなにかわいい子は、
滅多にいない。
だから間違いない。
正直、嬉しかった。
このご時世に、ボロ布のような自分に、情けをかけてくれる人がいるんですかという感じです。
家に着くころには、
不思議と、少し元気になっていたんですね。
完全ではないけど、久しぶりにご飯がおいしいと思えるくらいに
明らかに体調が良くなっていました。
それから、1カ月くらいして
その人と再会することになります。
なぜ、しばらく時間をおいたかといえば、
すぐに赴けば、
「僕のことみていたよね」というような無言の圧力がかかるかもと思いました。
そういうのは、あなたにも負担がかかるだろうし、避けたかったのです。
あくまでも、それとは関係なく、
自発的にあなたのもとに来たよ。
ということにしたかったのです。
それから、ずっと
今年の春まで、
月に何回かのペースであなたのもとに向かったよね。
この間、あなたがハクショウという名前であることを知り
色々なことを話しました。
最初の話題はデジタル時計の件です。
私の生涯で一番の幸せでした。
すでに1年前に助けてもらっていたことに加えて、
その後、ハクショウに会うたびに、
少しずつ、体調が回復していきました。
本当に感謝です。
2022年の春になり、
私の体調がほぼ正常レベルまで戻った時には、
私の中で、すでにあなたはまぎれもない命の恩人であり、
そこから、今年の春に至るまで
なんとかして、ご恩返しをしなきゃ
それが無理でも、せめて、ちゃんとお礼を伝えなくては・・という気持ちで
その気持ちだけで生きていくことになります。
これが、後日の「鶴の恩返し」計画になるわけです。
が、結果をいえば、それがすべて失敗に終わるわけですね。
ただ、何かを伝えようと、
同じ時期に初めた音楽活動については、
これまでに3つの曲を残すことができています。
いずれも、あなたに出会わなければ、
この世に生まれることのなかった私の分身です。※
そして、先に書いた投資の失敗については、
「空襲警報」を完成させたあたりから再戦を開始し、まもなく負けを取り返しています。
できればあなたに直接お会いして、
これまでのお礼をお伝えできたらいいなあと思っています。
あなたに対して、無限の負債を感じているので、
私も何かあなたの支えになったことがあると良いのですが。
小さなことでも、もしあればとても嬉しいので
ぜひ伝えてほしいです。

#鶴の恩返しでなく、鹿の恩返しの絵になってしまった・・
※音楽をはじめた理由は、どこかに書いたかもしれないけど、
「ただ、あなたに命を助けてもらいました」といってもリアリティがないかなと。
何かに時間をかけて努力や苦労を示すことで、信じてもらえるかなあと。